事業概要

大分県地域結集型研究開発プログラム 企業化統括:戸高信義代表研究者:榎園正人
研究開発のねらい
 今世紀の重要課題である環境・エネルギー問題の解決のために、今後開発される機器には、利用資源の削減と省エネルギー設計が欠かせません。動力・駆動機構にとって不可欠な電磁力応用技術の展開により、高効率・省エネルギー設計を実現することは、この目的に係る重要な技術となっています。高機能電磁材料技術は日本の誇る技術であり、これと組み合わせて、電磁力応用技術の最適活用をし、電磁力応用機器の高効率化と同時に小型化高出力化を飛躍的に向上させることが求められます。しかし、現状の機器設計理論では材料の有効活用ができていません。本研究は、大分大学の独自技術であるべクトル磁気特性理論に基づき新しい材料活用設計技術を発展させ電磁力応用機器開発のための次世代技術を確立し、大分に電磁力応用機器開発支援拠点を構築し、産業の創出を図ります。
背景
 本県では、「おおいた産業活力創造戦略」のもとに、21世紀型の産業集積に向けたものづくり産業の振興を進めています。特に、半導体や自動車産業など先端ものづくり産業を県経済を牽引する産業と位置づけており、これらの高度加工組立型産業を支える高機能部品や部材の製造供給拠点、研究開発拠点づくりに力を注いでいます。その中で、モータの小型化や高出力化などの次世代電磁力応用機器開発技術の構築、さらには技術支援拠点の構築は本県産業政策の核となり得るものです。本プログラムでは、大分大学を中心とした県内外の大学の電磁力応用技術シーズを発展させ、その成果を活用して企業ニーズの解決を図ることを通じて、本県における電磁力応用技術産業の創出を目指します。
研究開発テーマ
 次世代電磁力応用機器の開発技術を構築するため、地域の産業応用分野のニーズを把握し、県の産業政策とも整合等も勘案し、開発すべき動力機構の高効率化、省資源効率化を課題としました。その核となる技術シーズは、磁気駆動伝達要素技術であり、べクトル磁気特性理論に基づく新しい設計技術です。また、支援技術として、高耐圧電線等の部材開発も課題となります。
○ テーマI  モータの高効率高出力化
(1) 産業用ロボット用モータの低慣性化
(2) 産業・家電用モータの高速回転化
○ テーマII 磁気駆動伝達要素の高機能化
(1) 磁気カップリング、磁気歯車の高機能化
(2) 車用シートの磁気バネ・磁気ダンパーの高機能化
(3) アクチュエータの高速・高出力化
○ テーマIII 材料活用支援技術の構築
(1) 高出力電磁力応用機器用高耐圧電線の開発
(2) 極小局所ベクトル磁気特性プローブの開発
(3) 応用ベクトル磁気特性技術の構築
(4) ハイブリッドコンピューティングシステムの構築
○中核機関 : (財)大分県産業創造機構
○行政担当部署 : 大分県 商工労働部 産業技術開発室
○コア研究室 : 大分県産業科学技術センター
○サブコア研究室 : 大分大学
(財)大分県産業創造機構 地域結集事業推進局
〒870−1117 大分市高江西1-4361-10 大分県産業科学技術センター内
Tel:097-596-7105 Fax:097-596-7108
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